【映画感想】アナと雪の女王

実は見に行ったのは結構前なのですが、今更ながら感想を書いてみたいと思います。

【ネタばれなし感想】
結論から言うと、私はとても楽しめました！
実はそこまで楽しみにしていたわけではなく
映画が始まる少し前に友人が「面白そう！見たい～」と話しているのを聞いて
「そんな映画あるんだ」と知ったレベルでした。

見ようと思ったきっかけは友人と話した後に公式サイトにいって動画を見たことですね。

↑この動画を見て、歌の素晴らしさと映像美に魅せられました！

動画を再生しすぎて、映画を見に行く前に歌を覚えているレベルでした(笑)
氷の城を作るシーンはきれいで何度も見たくなります。

私は吹き替えバージョンで見たのですが、松たか子さんの歌もさることながら
神田沙也加さんの歌もいい！！

正直、お母さんより歌うまいんじゃないかと思いました。
この映画のおかげで神田さんの株が私の中でダダ上がりです。

神田さんが演じるアナですが、全然お姫さまっぽくないんです(笑)
おかげで感情移入しやすいキャラクターになっているなと感じました。

最初、マスコットキャラクターのオラフも「あまりかわいくないなー」とか思っていたのですが
実際、映画で動いているのを見るとすごくかわいいです……！
グッズがすごくほしくなりました。

ストーリーは、大体予想がつく感じですが、私は一点だけびっくりしたことがありました。
それはネタばれ感想で書こうかなと思います。

とにかく歌と映像がとてもいいです！
残念ながら日本語版はサウンドトラックに収録されていないのですが
あまりの要望の多さからか、ダウンロード販売で日本語版のサントラが販売されました。
私はもちろん買いました(笑)

いままでダウンロードで音楽って買ったことなかったのですが（CDという現物がほしい派なので）
ダウンロード版しかないならしょうがないってことで、即購入。
ヘビロテで聞いています♪

アナとエルサの子供のころは別の役者さんが演じているのですが
この子供のころの声の役者さんも歌がとてもうまい！そしてかわいい！！
ぜひ映画館でこの歌と映像美に触れてほしいです。
私は今度は字幕版を見ようかなと思っています。

＊続きからはネタばれ感想になります。
詳細を知りたくない方はクリックしないよう、要注意でお願いします！！

【ネタばれ感想】

＊以下、ネタばれありの感想なのでご注意を！！
＊映画を見た後に閲覧願います。

↓

ポスターなどからアナとくっつくのはクリストフだろうなーと大体予想はついていたので
その結果自体におどろきはなかったのですが、王子の裏切りにびっくりしました。

てっきりハンス王子がキス→治らないからこれは真実の愛でないと気づく
……という展開になると思っていたので。
「魔法にかけられて」がこのパターンでしたよね。

普通の映画だったら、裏切りくらいなんてことないのですが
天下のディズニーですよ！？ディズニーがこれをやるの！？とびっくりでした。

なぜここまで言うのかというと、今までの作品の全否定だからです。

ハンス王子との出会いというのは今までのディズニーのプリンセスストーリーのままですよね。
素敵な王子様と出会って、運命的な恋をして、即結婚という。
女の子があこがれるプリンセスストーリーです。

ですが、それをここにきて全否定。
確かに現実だったらありえないですが、夢を見させるのがディズニーだと思っていたので
まさかディズニーがプリンセスストーリーを否定するとは思っていませんでした。

そういえば「魔法にかけられて」を見たときも、似たような感想を抱きましたが
王子を全否定はしていなかったので、そこが違うところだなと思います。

「魔法にかけられて」は主人公のジゼルが好きになった人を助けるために
自ら戦ったりもします。
基本的に今までのディズニープリンセスって、きれいで心優しいけど
自ら努力して何かするということはなく、基本的に受け身なことが多かった。
でも、現代ではそうはいかない。

「魔法にかけられて」を見たときは
「プリンセスも努力しないといけない時代になったんだな」と思いました。

つまり、「現代の女性は受け身でいたら何も変わらないよ？」というメッセージですよね。
昔は、きれいで心優しければ、いつか王子様がやってきてくれた……のかもしれませんが
もうそういう時代は終わったんですね。

出会ってまもなく求婚してくるような王子（男）は詐欺師なわけです(笑)

ディズニーが夢を見せるのではなく、現実を見せるとは……と
そういった意味でもこの映画は面白かったです。
ストーリーの展開は王道なのですが、この一点においてものすごく驚かされました。

アナがエルサを追っていったときにハンス王子に「国をお願い」って頼んでいくシーンで
ハンス王子がすんなり受け入れていたことが驚きだったのですが
それがまさかの伏線。
映画を見ながら、「ちょっ、おまえすんなり受け入れすぎだろ！！」と
心の中で突っ込みいれていたのですが、それが狙いだったとか、ハンス、恐ろしい子……。

ディズニーの王子ってあまり努力しないでプリンセスゲットしてるやつらが多かったので
あまりいい印象がないのですが(笑)
今回のハンス王子はちゃんと戦ってたし、国を守ろうと頑張っていたので
途中までは割と好印象だったのですが、まさかの展開という。

でも思い返すと、ところどころに伏線はあるんですよね。
氷の城にいったときにエルサに当たるかも知れないのに攻撃してたり、
国に帰った時にエルサをつないでいたり……。
もう一度見たら、ほかにも伏線が潜んでいそうです。

……余談ですが、このハンス王子、声がテニスの王子様の柳生君なのです。
おかげで無駄にときめいてしまいました。
それゆえに裏切りが許せないのかもしれません(笑)