2016年9月4日日曜日

【映画感想】『君の名は。』を見てきました

いろいろ見ているのに映画の感想を書くのはかなり久しぶりなのですが
どうにも消化不良感があるので書きます。

映画『君の名は。』を見てきました。

大絶賛な感想が多い中、辛口かもしれません。

でもつまらなかったわけじゃなくて、期待していた分いろいろ消化不良なんです。
このもやもやを発散したいので書きます。


以下、ネタバレ感想です。
ネタバレですので、自己責任でお願いします。





映像はすごかった!映画を彩る背景は本当に美しかった!
キャラクターもかわいくて愛着が湧くし
つまらなくはなかったです。
少なくとも映画館で見た方がいい映像だとは思いました。

時折入るギャグとかも笑えたし、クライマックス部分の流れはよかったです。

ただ私自身、予告をみてかなり楽しみにしていた映画だったので
余計にこの消化不良なところが何とも言えない!!

本当に駄作だったらこの記事書こうとは思わないです。
でもそうじゃないから、よけいにこうして文字に残したくなりました。



『バケモノの子』を見たときにも同じような感想を抱いたのですが

尺足りない

これに尽きると思いました。

予告編を見た以外はなんの情報も仕入れずに見に行ったのですが
まさかあんな壮大な話が始まるとは思わなかったです。
でも壮大すぎて時間足りてないと思います。

「切ない」とか「泣きまくった」という感想を見ていたので
泣く気満々で見に行ったのに、まったく泣けませんでした。
切ないストーリー大好きな私が泣けないって……。



一番の原因は

瀧と三葉がお互いにどうして好きになったのかがわからなかったこと

でした。

恋愛ものなのにこれは致命的だと思う。

入れ替わっている間のことは覚えていなくて
二人がお互いを感じるのは携帯に残された日記やノートに残された文字のみです。

要するに顔もわからない。
不思議な体験をして互いに親近感が湧くのはわかります。
だから相手がピンチだって時に「助けなきゃ!」と思うのもわかります。

でもそれって恋愛感情か?というとなんか違う気がする。
だったら友情もので進めておいて、最後に二人が出会って、恋愛に発展していくのかなー?って
におわせる程度でよかったと思う。


「手にお互いの名前を書いておこう」って提案して
実は名前は書いてなくて「好きだ」って書いたイベントとか
シチュエーションとしてはうおおおおおお!!!って盛り上がるのですが
なんでお互いにそこまで好きになってるのか理解できないまま話がどんどん進むので
感情移入できなかったです。

ここ感情移入できていれば、たぶんすごい盛り上がったし
最後の「二人は会えるの!?会えないの!?」というところも
感情移入してどきどきハラハラできたと思う。

やっぱり二人の入れ替わりの交流をもっと描くべきだったと思います。
瀧も三葉もすごくいい子だなとは思うので、お互いに好感を持つのは
おかしくないとは思います。

三葉が瀧と奥寺先輩をくっつけようとして涙したシーンが
三葉が恋心を自覚したシーンなんだと思うのですが
そこまでがちょっと唐突すぎる。端折りすぎだと思います。

むしろ三葉が奥寺先輩と仲良くしていたので
「奥寺先輩を取られるのがいやで泣いたの!?」と一瞬勘違いしたくらい。

三葉が瀧に好感を抱いた部分は
三葉に嫌味言ってたやつらを机蹴っ飛ばしてやり返してくれたところでしょうか?

ただ、やっぱりお互いに日記でのやりとりと周りの人の反応でしか
相手の行動を知ることができないし
それが恋愛感情になるのだろうかと思うと疑問が残ります。

私だったらむしろ一番最初の入れ替わりでお弁当分けてくれる
瀧君の友達に惚れるわ。
そこに一番ときめきました(笑)
というかこの作品は本当に脇役の友達がいいキャラしてました。

中盤~終盤の流れはすごくよかったので、感情移入できた人が
大絶賛するのはわかります。

ただ私は三葉が瀧を好きになった理由も、瀧が奥寺先輩より三葉を好きになった理由も
わかりませんでした。
奥寺先輩が瀧(三葉)を好きになったのはわかりましたけど(笑)



その他、作品を見て疑問に思ったことです。

疑問その①顔がわからない(入れ替わっている間の記憶はない)のに、どうして三葉は東京に会いに行ったときに瀧の顔がわかったの?

これすごく疑問でした。
あと男の子だったら3年もたったら容姿変わると思うんだけど
まったく変わらない瀧君。
二人にはつながりがあるから「わかる」っていうならそうなのかって感じですが。
そうなるとラストでなかなか二人が出会えなかったのはなんで?とまたしても疑問に思う。


疑問その②3年のずれになんで気づかないんだろう?

携帯やカレンダー見たら真っ先に気づくんじゃないだろうか。
何度も入れ替わってるのに、それに全く気付かないのはちょっと違和感ありました。

瀧君の日記に三葉が彗星のこと書いているということは入れ替わり時にも日付感覚はあるはず。
日付が同じでも曜日が違うなら普通気づくんじゃない……?

「3年前に彗星が落ちて町ごと消えた」なんてひどいニュースなら地名くらい覚えてると思う。
報道だって何度もされるだろうし、そうしたら嫌でも頭に残るはず。
瀧君が入れ替わったときに東京からド田舎にいるんだから自分の今いる地名くらい調べると思う。
そこで「この町は今なくなっている」って普通なら気づくと思う。

気づいたけど、入れ替わりの記憶はなくなるから仕方ないというなら
気づく部分を入れるべきだったと思う。
瀧君が三葉になっているときに「なんで俺はなくなった町にいた女の子になってるんだ!?」って
気づくのに、瀧君に戻ると忘れてる……という方が視聴者的にはドキドキハラハラしたと思う。

これ作品の大事な部分だからこそ余計に疑問でした。


疑問その③瀧君はなんで入れ替わりの対象にされたの?

三葉側に入れ替わりの能力があるのはわかったけど、なんで瀧君が選ばれたのか理由がほしかった。
あと、三葉のお父さんは宮水の家系の能力を知ってるっぽいけど
におわせるだけにおわせておいて伏線回収なしかよー!

疑問その④三葉(入れ替わりの瀧)が説得してダメだったのに、突然お父さんが防災訓練と称して避難させたのがなんでだかわからない

お父さんからすると娘の妄言でさんざんな目にあわされてるわけですが
突然、娘の言うことを聞いたのはなんでなのか。
瀧君が頑張ってくれたんだから、三葉も頑張って父親を説得するシーンは必要だったと思います。

「俺の言葉じゃダメなのか?三葉じゃないと」というモノローグがありましたけど、
それ言わせるなら、三葉の頑張りを描いてくれよと。そこ端折らないでくれよと思いました。
結局この親子の確執はどうなったのかもわからなくて消化不良です。


以下、疑問というかただの感想

・奥寺先輩をカッターで切りつけた客は何がしたかったの?パンツ見たかったの?普通に傷害事件だし通報するべき。

・三葉の半身とはいえ、3年経った酒を飲める瀧くんすげえな……と。
なんの根拠もなく、あれを飲んだら入れ替われるって思えたのはなんでだ。

・最後に生き残った人たちが東京に溶け込んでいる姿が描かれて「あー助かったんだな」とは思ったんですけど
つぶれた故郷はそのままでみんな東京に避難してるのかと思うと何とも言えない気分です。

・三葉は徒歩で学校に通っているのに、学校にいれば安全!というのもよくわからなかった。
学校と祭り会場はそんなに離れているのだろうか……?

・ばあちゃんは宮水の能力を知っているくせに瀧の言うことを信じてくれないのはなんでだ。
一番協力してくれるべき存在だと思うんだけど。
のび太くんのおばあちゃんを見習ってください。

って、いろいろ書きましたけど細かいこと気になってしまうのは全部
感情移入できなかったせいです。

でも主人公が嫌いで感情移入できないとかではなく
「キャラクターは好きなんだけど感情移入できなかった」なので
圧倒的に尺不足なんですよね。

もうちょっと瀧くんと三葉のやりとりあればなー。
と、それに尽きます。

本当は二人の入れ替わりは数か月くらいあったのかもしれないけど
あの駆け足だとそれをまったく感じませんでした。

恋愛ものって、好きになるまでの過程が楽しくて
好きになってからはくっつくのかなーってハラハラして
そんな二人が幸せになるところを見たいから最後まで楽しめるじゃないですか。

その好きになるまでの過程が見たかったのに、そこがほとんど感じられなくて
なんか本当に消化不良でした。
はまりたかったのにはまりきれなかったというか。

でもそれは私が『男女入れ替わりのラブコメ』を想定して見に行ったからなのかもしれません。

もちろん楽しんだ部分も多々ありました。

上に書いた以外にも、三葉が瀧に入っているときはちゃんと内股になっていたり
細かい演出はすごくいいなーと思いました。
シリアスシーンなのに瀧がおっぱい揉んでるところとか爆笑しましたし。

お前はそんなことをしている場合か!!!

あそこは会場全体が「ふふっ」って笑いに包まれていた……。

って、うだうだブログに書き綴ったら少しはすっきりしました。
楽しめた方が不快に思われたらすみません。

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